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スポヲタWeekly Report Vol-8

  • maogushi
  • 2 時間前
  • 読了時間: 6分

📣NBAチーム評価額向上と比例した

投資を受ける理由の変遷📣

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資本家の”誇示用資産”から”本格的な投資商品”への

変貌

  • NBAチームとプライベート・エクイティ(PE)ファンドの関係

    NBA全体の約3分の2のチームが2025-26シーズン開幕時点で、PEマネーと何らかの資本関係を持っている。

  • PEに関するNBAの規制の変遷とその”意味”

    チームの中長期的なブランド確立・経営安定化をしていくため、NBAにはPEファンドがチームの株を取得するための枠組みさえ存在しなかったが、チーム評価額が急騰し、大きな投資機関でなければ取り扱うのが難しい金額の投資になってきたことから、2021年よりPEマネーの投資を受ける仕組みを整えた

  • 依然として厳しいPE規制

    1つのPEファンドは最大で5チームに対して20%までの株式を保有できるが、あくまで財務的投資にとどまり、経営への関与やガバナンス権は持てない。また、1チームに対してPEファンドが保有できる割合は最大30%までと制限


現状と未来

  • 現在の投資事例

    Sixth Street → セルティックス、スパーズ

    Dyal HomeCourt → ホークス、ティンバーウルブズ、ホーネッツ

    Arctos Sports → ウォリアーズ、キングス、ジャズ、HBSE(76ers親会社)

  • NBAチームの評価額の展望

    新しい大型放映権契約(7年770億ドル)もあり、チーム評価額はさらに上昇すると見られている

  • 今後の規制緩和に関する展望

    ニックスやジャズの経営を経験したデイブ・チェックッツ氏は、評価額がさらに上がればリーグは「制限を緩和」せざるを得なくなるだろうというコメントを残している。


Photo: Eric Canha-Imagon Images / Front Office Sports

Writer: 清水




📣NBAの外国出身選手数が過去最多に、欧州リーグ設立への協議も進み、世界的リーグへの道のりを歩んでいる📣

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サマリ

  • NBAの開幕ロースターには、外国出身選手135名、43ヶ国出身の選手が名を連ね、過去最多タイ記録となり、バスケットの世界的な関心の高まりを示した。

  • ヨーロッパ出身選手は71名で過去最多となっており、NBAとFIBAは2027年にも欧州リーグ設立を検討中

  • NBAは、新たなオールスター戦として米国選手対海外選手のトーナメントを導入する見込み。


詳細

  • 外国出身選手は、カナダ(23人)、フランス(19人)、オーストラリア(13人) が上位を占める

  • アトランタ・ホークスは10名の外国出身選手を擁し、NBA記録に並ぶ

  • NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は、「欧州NBAリーグを検討中。欧州や欧米の富裕層や機関投資家がオーナーシップに関心を示している」と話す。


Photo: Getty Images / Sports Business Journal

Writer: ベク・チェイス




📣NBA Gリーグ、選手へのウェアラブル実装を義務化の可能性📣

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サマリ

  • NBA G League(NBA下部リーグ)は、新しい労使協定(CBA)において、選手にウェアラブル技術の使用を試合・練習・その他活動において義務付ける可能性を含んでいる。

  • ウェアラブル機器の使用義務化は、リーグまたは各チームが指示を出せる条項として記載されており、機器の認証・検証プロセスが今後重要な鍵となる。

  • 義務化される場合、選手のパフォーマンス・健康管理・障害リスク軽減という側面だけでなく、分析データの活用強化を通じて競技運営・チーム運営の高度化が期待される。


補足情報

  • CBAの対象期間は2025-26シーズン開始から2028-29シーズンまでの4年間。

  • ユーロリーグでも今季から選手へのウェアラブル実装を認証している→関連記事はこちら

  • Bリーグでは、スポヲタ社が日本で取り扱う「KINEXON」を所属18チームが試合・練習・その他活動において任意で活用中。


Photo: Getty Images / Sports Business Journal

Writer: ビタラフ・アドル




📣NBA:新機能「Tap to Watch」で試合の発見・視聴をより簡単に📣

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サマリ

  • NBA2025-26シーズンより、新デジタル機能「Tap to Watch」を導入し、ファンがどこで試合を視聴できるかをワンタップで確認可能にした。

  • 新メディア契約の開始に合わせ、NBC/Peacock、ABC/ESPN、Prime Video、NBA TVなどの放送先へ直接アクセスできる。

  • 機能はNBA公式サイトやチームページ、NBAアプリに加え、Google、Meta、X、Snap、Reddit、Roku、Dapper Labsにも展開される。


補足

  • 新たに「リアルタイムスコア機能」も搭載し、試合進行とほぼ同時のスコア表示を実現

  • 今後、FanDuelやFanatics、Yahoo Sports などベッティング・リテール関連サイトにもシーズン中に拡大予定

  • 新たな放送パートナー参入に伴い、試合の「見つけやすさ」を高めることが今季の重要施策となっている。


Photo: NBA / Sports Business Journal

Writer: ビューワーニック・ダグラス




📣 スキンケアブランドCeraVeがNBAとスポンサー契約を締結📣

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サマリ

  • NBAはロレアル傘下のスキンケアブランド「CeraVe(セラヴィ)」と複数年にわたるパートナーシップ契約を締結し、リーグの「公式スキンケア&ヘアケアパートナー」に指名

  • 契約金額は非公表。しかしながら内容としてはオールスターゲームやサマーリーグなどの主要イベントでのプロモーション、SNS・ゲーム等への展開といった多様な広がりを持たせたものであり大きな金額が動いていることが想像される

  • CeraVeはもともとNBAマベリックスのアンソニー・デービスともスポンサー契約をしていたが、今回の契約によってより一層バスケットボールを通じたマーケティングを強化することになる


考察

  • NBAのスポンサーはこれまで、アパレル、スポーツ用品、車、飲料といった伝統的なスポーツスポンサー企業が中心であり、スキンケアブランドとの大型契約は極めて異例

  • この動きは、若年層や「ライフスタイル志向」の消費者層に向けたマーケティング手段として、バスケットボールの価値と影響力が高まっていることの証左といえる。

  • また、バスケットボールリーグやチームにとっても、非伝統的なスポンサー企業との提携を通じて、従来のスポンサー収益源に依存せず、ファンとの関係性を深化させ、収益モデルを多様化させようとする広範なトレンドを示している


写真・記事 / Marketing Dive

Writer: M




📣欧州版NBA、2年以内に誕生か?📣

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サマリ

  • NBAはFIBAの承認を前提に、2年以内にヨーロッパ独自リーグを発足させる計画を正式に進めている

  • 副コミッショナーのMark Tatumは「欧州最高峰のリーグを目指す」と表明し、欧州バスケ市場の再編を主導。

  • 参入候補国には、イギリス、スペイン、イタリア、フランス、ドイツなどが挙げられ、投資家・オーナー選定が最終段階に入っている。


補足

  • 構想では常設12チーム+入替4チーム制を導入し、ユーロリーグに代わるトップリーグとしての運営を想定

  • バルセロナ、レアル・マドリード、ASVELなど欧州の既存バスケットボールチームの参加に加えて、現時点でバスケットボールチームを所有していないが興味を持っているサッカークラブの参入も視野に入れている

  • Tony Parkerは「欧州の競技レベル向上に寄与する」と歓迎する一方で、NBA選手の流出懸念も浮上している


Photo: KYLE TERADA-USA TODAY SPORTS / FRONT OFFICE SPORTS

Writer: 山崎







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