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スポヲタWeekly Report Vol-7

  • maogushi
  • 11 分前
  • 読了時間: 6分

📣ESPN 2025 WNBAファイナルの広告枠を史上初めて完売📣

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2025 WNBA プレイオフ ×広告ビジネスの成長

  • ファイナルで広告枠完売・プレイオフで収益増

    ディズニー社はWNBAファイナル(ESPN放映)の広告枠5試合分を史上初めて全て完売し、プレイオフ全体の広告収益は前年比110%増、平均広告単価も104%増となった。

  • 新規広告主の参入

    広告を出した38社のうち23社がリピーター、15社が新規で出稿、新規では不動産テック(CoStar社)、資産運用(State Street社)、製薬(Eli Lilly社)、家具EC(Wayfair社)、飲食チェーン(Panera社)が大きな広告費を支払った。

  • WNBAファイナル短期決着による広告枠調整

    2025WNBAファイナルは、Las Vegas Aces4戦全勝してしまったため、顧客に購入してもらっていた5試合目分の広告枠を他の女子スポーツコンテンツに振り替える調整をしている。


その他関連情報

  • 支払い広告料の拡大

    リピーター広告主の約4分の3は前年より出稿額を増やし、さらに広告主の75%がファイナルで複数枠を購入した。

  • スポンサー契約の拡大

    State Street社は先月WNBA自体と複数年スポンサー契約を締結、Eli Lilly社はインディアナ・フィーバーのユニフォーム・パッチスポンサーでもある。

  • 新規カテゴリーの出現

    これまでWNBAファイナルでは見られなかった業種(不動産仲介・お酒・スポーツベッティング)の企業が、新しく広告主として参加した。


Photo: NBAE via Getty Images / Sports Business Journal

Writer: 清水




📣Prime VideoがNBA放映権を獲得、その背景と狙い📣

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サマリ

  • Amazon Prime VideoはNBAとの11年契約(年間約19億ドル)を締結し、2025-26シーズンから新たなグローバル放映パートナーとしてデビューする。

  • この契約は、NBAが従来の地上波・ケーブルTV依存から脱却し、デジタル配信主導のメディア戦略へ転換する象徴的事例とされる。

  • Amazonは既にNFL「Thursday Night Football」での実績を持ち、AIによるインサイトやインタラクティブ機能を活用した視聴体験の拡張が期待される。→関連記事はこちら


補足情報

  • NBAの新メディア戦略では、Prime Video、ESPN、NBC(Peacock)の3社がデジタル配信の柱を形成。

  • Prime Videoは既にAIによるデータ可視化、リアルタイム統計表示、パーソナライズド配信などを強化しており、NBA中継にも同技術を展開予定

  • Amazonはスポーツ中継を自社のPrimeエコシステム拡大戦略の中核と位置づけており、NBAとの提携を通して、その流れを加速させる狙い。


考察

NFL「Thursday Night Football」の事例にも見られるように、リーグおよびAmazonはAIを活用したリアルタイム統計データの提供を通じて、視聴体験の拡張だけでなく、インプレイベッティングの多様化にも道を開こうとしている可能性がある。

これにより、NBAやNFLの放送において、新たな収益機会の創出を狙っていると考えられる。


Photo: PRIME VIDEO / Sports Business Journal

Writer: ビタラフ・アドル




📣「Project B」始動:女子バスケットボールの世界リーグ構想、

男子リーグにも拡大へ📣

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サマリ

  • 「Project B」は女子バスケットボールの世界リーグ創設を目指す新事業で、アジア・欧州・米州の都市で7つの2週間トーナメントを開催、6チーム(各11人)による形式を予定。

  • 共同創設者は元Google/Facebook幹部グレイディ・バーネット氏とSkype共同創設者ジェフ・プレンティス氏で、女子リーグを皮切りに男子リーグ展開も視野に入れている。

  • すでにWNBAスター選手との契約が進行中で、アラナ・ビアード氏がチーフ・バスケットボール・オフィサーに就任予定。来年秋には男子リーグ開始の可能性も。


補足

  • 投資家・アドバイザーにはキャンデース・パーカー、スティーブ・ヤング、ノバク・ジョコビッチ、スローン・スティーブンスら著名アスリートが参加

  • サウジアラビアPIF傘下のSela社が主要パートナーとして関与し、本社はシンガポールに設置予定

  • 2年間の準備期間を経ており、「数十億ドル規模のビジネス」になる可能性があるとバーネット氏が言及。


Photo:AFP via Getty Images/Sports Business Journal

Writer: ビューワーニック・ダグラス




📣クリーブランド・ブラウンズ新スタジアム建設に向けて前進📣

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サマリ

  • NFLのクリーブランド・ブラウンズとクリーブランド市は、スタジアム開発に関する法的・財政的課題を解消するために1億ドルの和解に合意した。

  • 現在のクリーブランド市中心部にある現スタジアムのリース契約が切れる2029年の開業を目指し、クリーブランド郊外(中心部から24㎞)ブルック・パーク市に総工費24億ドルのドーム型スタジアムを建設する計画

  • 資金調達の構成が特徴的で、ブラウンズが約12億ドル、オハイオ州が6億ドル、残りは地域パートナーシップやインフラ支援によって賄われる見込み民間資本・州補助金・都市再開発インセンティブを組み合わせた米国の大型スタジアム開発の潮流を象徴している


詳細

  • 新スタジアム建設を計画するブラウンズと、現スタジアムに残って欲しいことからブラウンズの動きは公的支援を受けたスポーツチームの移転を制限する州法に反すると主張するクリーブランド市との間等で複数の訴訟が起きていたが、今回の和解により訴訟がすべて取り下げられたもの。

  • 郊外への移転を認める代わりに、ブラウンズ側は市に2,500万ドルの前金を支払うことに加え、現スタジアムの解体後の再開発やインフラ再整備の為に2038年迄資金的援助を行うことを合意

  • 新スタジアムは開閉式屋根を備えた完全密閉型デザインで、6万~6万5千席規模、最新のスイート席やクラブスペース、商業施設やエンターテインメントエリアを併設し、冬の寒さの厳しい同地域のおいてもコンサートやコンベンションなど年間を通じて多目的利用が可能な施設となる予定。


出典: AP News, ESPN他

写真: Cleveland Browns

Writer: M




📣From Macao to Mainstream

〜本格化するNBAとWNBAの中国進出〜📣

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サマリ

  • NBAが6年ぶりに中国で試合を開催し、マカオのThe Venetian Arenaでネッツとサンズの2試合で合計22,634人を動員する大盛況ぶり。

  • リーグは今後4年間にマカオで計8試合を行う予定で、Chinese Basketball League(CBA)との新たな協業も発表。

  • このパートナーシップでは男女代表チームの米国遠征や、NBAのサマーリーグ(男子)やWNBAプレシーズン(女子)での試合開催も視野に入れている


補足情報

  • NBAは2019年に当時Huston RocketsのGMであったDaryl Moreyが香港の反政府デモに対する支持をツイートしたことで中国国内で大きな反発を受けた出来事以来、中国本土での試合開催を控えていたが今回で再開。

  • NBAのAdam Silverコミッショナーは「中国での女子バスケ人気の高まり」を強調し、WNBA開催の可能性を示唆している。

  • 今年度のドラフトで中国出身のHansen Yangを指名したPortland Trail Blazersは、今後有力な開催候補チームの一つと見られている。


Photo: JEROME MIRON-IMAGN IMAGES / FRONT OFFICE SPORTS

Writer: 山崎







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