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スポヲタWeekly Report Vol-3

  • maogushi
  • 9月19日
  • 読了時間: 5分

更新日:9月24日


📣WNBAのチケット価格上昇と懸念されるファンへの影響📣

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サマリ

  • WNBAは人気上昇に伴い平均チケット価格が前年比43%増加(122ドルから173ドルに上昇)。

  • 古くからのファンは「値上げによって観戦することが苦しくなってきている」と不満を示している。ある試合では「We’ve been priced out」(価格高騰で観戦できなくなった)と書かれたTシャツを着たファンが抗議を示した。

  • 企業スポンサーや新規ファン層の増加でリーグ自体が変わってしまうことを懸念する声も上がっている。


価格高騰原因(想定含む)

  • 需要の急増、供給制約(会場キャパシティの限界)、リーグ・チーム運営費の増大分の価格への転嫁、二次流通市場での価格高騰、企業スポンサー・プレミアム需要の増加。

  • 供給の部分では、一部試合はNBAやNHLの大規模アリーナに移したが、それでも需要を満たしきれていない現状あり。

  • 大手スポンサーや企業パートナーが増え、プレミアム席の需要が上昇。「体験型」「VIP観戦」を求める層の拡大が全体価格を押し上げている。


Photo: GETTY IMAGES / Sports Business Journal

Writer: 清水




📣NBAが調査中のアスピレーション社から

カワイ・レナードへのno-showスポンサー料について新展開あり📣

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サマリ

  • ジャーナリストのパブロ・トーレによると、クリッパーズは2022年6月、チームCFO署名の文書で約2,100万ドルをアスピレーション社に支払ったとされる。これはアスピレーション社からレナードへの初回支払いの約2週間前だった。

  • 資金はカーボンプロジェクト資金として送金され、アスピレーション社の資金繰りを支援した模様。

  • クリッパーズのオーナーであるバルマーと経営陣は、送金のわずか数週間前にアスピレーション社からの提案を聞き、迅速に契約を実行した。


資金流れの全貌

  • 2022年4月、クリッパーズは300万ドルをカーボンクレジットとしてアスピレーション社に前払いし、レナードがアスピレーション社と2,800万ドルの契約を結んだ同日にはさらに3,200万ドルを支払ったことが判明

    • バルマーの会社とクリッパーズによるアスピレーション社への支払い総額は、18か月間で約1億1,800万ドルに達した。

  • クリッパーズの声明:アリーナ開発義務を超えるカーボンニュートラル対応としてアスピレーション社と契約したが、これはスポンサー契約に組み込まれており、同社への投資とは全く別物。支払いはアスピレーション社が義務を果たせなくなり中断した。

    • NBA側は引き続き、今回の一件がNBAのサラリーキャップ制度をうまくすり抜けたものかどうか調査していくとのこと


Photo: GETTY IMAGES / Sports Business Journal

Writer: ベク・チェイ




📣Prime Video、“Thursday Night Football”に

新しいAI解析機能を追加📣

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サマリ

  • AmazonのPrime Videoは今季の「Thursday Night Football」で、独自のAIを活用した複数機能を追加。

  • AI解析フィード「Prime Vision with Next Gen Stats」を通じて、「Pocket Health」や「End of Game Suite」などの試合終盤・攻防に関わる洞察ツールを提供している。

  • 既存のDefensive Alerts」、「Coverage ID」、「Pressure Alerts」なども進化させ、ファンの視聴体験を向上させる狙い


新機能

  • 新機能①「Pocket Health」:オフェンシブラインの守備状態やパスラッシュの脅威をリアルタイムで可視化。

  • 新機能②「End of Game Suite」:試合終盤向けのAIスタッツとして、以下3つの機能を追加:

    • Path to Victory:劣勢時の逆転可能性を分析

    • Time Remaining Prediction:ディフェンスが3アンドアウトを作った場合など、「残り時間」を予測

    • Victory Formation:勝利目前のチームがクロックを使い切れるか、kneel out(膝をついて時間を使い切る)が可能かどうかを示す


Photo: PRIME VIDEO / Sports Business Journal

Writer: ビタラフ・アドル




📣ケンタッキー大学、新多目的バスケットボール施設の

事前設計を検討📣

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サマリー

  • ケンタッキー大学男子バスケットボールチーム向けに、新しい練習施設を含む多目的施設の事前設計(プレデザイン)プロセスが理事会で承認検討中。

  • 施設にはスポーツ医療外来、研究スペース、女子バスケットボールチーム向け施設も含まれ、クロガー・フィールド付近のファン向けエンターテインメント地区に建設予定。

  • プレデザイン段階の費用は約100万ドルで、フロアプランや概念図も作成予定。


補足(事前設計・費用・今後の動き)

  • 参考例として、アトランタの「エモリー・スポーツメディスン・コンプレックス」や、クリーブランド・クリニック「Global Peak Performance Center」を想定。

  • 現在の練習施設は2007年開設のジョー・クラフト・センター。前コーチ・カリパリは老朽化を理由に新施設建設を訴えていた。現コーチ・ポープも建設の可能性を示唆。

  • 理事会がプレデザイン開始を承認すれば建設計画が本格化。男子・女子チーム両方が利用するかどうかも検討される。


Photo: Christian Kantosky / Lexington Herald Leader

Writer: ビューワーニック・ダグラス




📣NFLシカゴ・ベアーズ新スタジアムに関する

市とチーム側のそれぞれの思惑📣

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サマリ

  • NFLシカゴ・ベアーズの本拠地ソルジャーフィールドとその移転問題が、スポーツ施設のあり方について論争を呼んでいる。

  • シカゴ市中心部にあるソルジャーフィールドの収益力に不満を抱くベアーズは、郊外のアーリントンハイツに新スタジアムを建設する計画を推進中、チームを市中心部に留めたいシカゴ市と対立が生じている。

  • スポーツ施設は誰の為のものか、歴史の保存と収益性のバランスをどのようにして取るのか、といった論争に繋がっており、その行方を今後も見守っていきたい。


詳細

  • 1924年開業の同スタジアムはミシガン湖のほとりに位置し、市の象徴的存在であったが近年は老朽化が目立ち、収容人数は61,500人とNFLで最少。加えて、所有しているのはシカゴ市でありベアーズではないため、スイート席・ネーミングライツ・試合日以外イベント開催などの収益拡大に制約があり、不満を抱いている。

  • そんな中、ベアーズは既に郊外のアーリントンの土地を既に買収、ここに新スタジアムを建設することを公言。シカゴ市側は、現スタジアムの改修や隣接地に新スタジアムを建設することを考えているものの、これには巨額の公的資金投入が必要な状況。

  • 公的資金の投入是非、経済性と歴史的価値のある構造物のバランス、都市計画への影響、地域経済効果、コスト負担のあり方をめぐって激しい議論が続いている。


Photo: Soldier Fieldウェブサイトより抜粋

Writer: M







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