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スポヲタ Weekly Report Vol-2

  • maogushi
  • 9月12日
  • 読了時間: 5分

更新日:9月24日


📣メディア王 マードック家騒動がついに終止符打たれる

スポーツ放映権の将来に安定をもたらす📣

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サマリ

  • FOXやWall Street Journal等の大手メディアを所有するマードック家は、後継者争いが家庭内で勃発していたが、長男のラクリン・マードックが実質的に次期トップとなることで決

  • 近年複数の放映権契約更新を控えるFOX社の動向に注目がまた集まるが、ラクリン氏は、父と同じく米国主要スポーツリーグや大学カンファレンスと緊密な関係を築いていることもあり、スポーツ業界にとって意味のあるオファーを出すのではないかと見られている


注目されるFOXが持つ放映権契約更新

  • FIFA

    • 2018・2022・2026(北米開催)男子ワールドカップの米国放映権を保持

      2030年以降の放映権入札にも参加中

  • MLB

    • 2028年までの放映権(7年契約)を保持しており、次回更新時にも参画の見込み

  • NFL

    • 2033年までの放映権を保持しているが、2029年に早期再交渉出来る権利保持

  • COLLEGE(Big 10/Big 12)

    • Big 10とは2030年まで、Big 12とは2031年まで放映権を保持、今後再交渉の際にはESPNと熾烈な争い実施予定


Photo: Robert Deutsch-USA TODAY Sports / Front Office

Writer: 清水




📣Unrivaled、ケイトリン・クラークとの契約を希望するも

プレッシャーはかけず📣

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サマリ

  • アメリカ女子バスケ3×3の新リーグUnrivaledは、クラークの怪我からの回復を尊重し、プレッシャーをかけることなくオファーを続けている

  • 復帰時期は未定だが、クラークにとって長期欠場を経たシーズンの後のオフシーズンでの実践経験は重要

  • Unrivaledは、3x3形式のコーチを通じて、強化、コンディショニング、リカバリーの機会が提供可能


詳細

  • Unrivaledは、これまでクラークの代理人や所属チームGMのデュウェリウスと対話を重ねてきた

  • 昨シーズン、クラークは冬に休養を希望したが、今シーズンは怪我で28試合を欠場しており、状況は変わっていると見られている

  • Unrivaledには、米国女子代表チームでの指導経験を持つスーザン・ボルチャートがコンディショニングコーチとして在籍し、リハビリや復帰を専門的に支援できる体制がある


Photo: Getty Images / Sports Business Journal

Writer: ベク・チェイ




📣NBAがMediaKind社と契約延長・資本提携📣


サマリ

  • NBAは配信サービス強化の一環として、リーグ直営配信サービス「League Pass」を支える技術企業MediaKindへ投資を実施。併せて複数年契約を延長し、同社の技術とホワイトグローブサービスを継続的に導入することを決定した。


主要ポイント

  • NBAの投資部門「NBA Investments」がMediaKindに出資し、デジタルイノベーションを共同開発

  • 今季全ての全米中継試合はPrime Video、Peacock、ESPNの新規アプリ等のDTCサービス経由で配信予定

  • MediaKindは2022-23シーズンからNBAと契約、今回更新の際に「他にない優れた体験」を理由に長期的な提携へ移行


補足情報

  • MediaKindの技術:

    • 独自研究による映像圧縮技術

    • クラウドベース動画サービスで高画質・低遅延を実現

    • ショットクロックの同期、動的広告挿入、ブラックアウトや配信規制のシームレス管理

  • NBA Investments責任者のDavid Lee氏は、MediaKindへの投資について「先進技術を活用しNBAファン体験をさらに向上させられる」と述べ、同社の成長に貢献していく意向を示した。


Article Source: Sports Business Journal

Writer: ビタラフ・アドル




📣デューク大学:フットボール強化に本腰

800万ドル契約クォーターバック獲得と収益拡大策📣

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サマリ

  • デューク大学は、トゥレーン大学出身QBダリアン・メンサを2年総額800万ドル(約11.8億円)で獲得し、フットボールでも“本気”で勝負する姿勢を示した。

  • 同校は大規模スタジアムを持たないため、2023年のフットボール収益は3,970万ドルにとどまる。一方、アラバマ大学はチケット収入だけで3,790万ドルを稼ぐ。だが寄付者層にフットボールの重要性を訴え、投資と観客動員で「驚くほどの支援」を得ることに成功した。

  • SECやBig Ten、Big 12と比べ、ACCのフットボールは“ビッグネーム校”の成績に大きく左右される。デュークの大型投資はACC全体の行方にも影響する重要な一歩となる。


捕捉情報

  • フットボールへの投資傾向はデュークに限らず、伝統的な“バスケ校”でも大規模投資を余儀なくされる状況にある。これは、テレビ放映権料の75〜80%がフットボール由来で、トップリーグに残るには競争力確保が不可欠であるからだ。

  • ACCは移行期で危機にある分岐点にあると指摘されており、収益と影響力拡大のため、カリフォルニア・テキサスの新規加盟校を受け入れ、数カ月にわたる訴訟問題を二大ブランド校との和解で決着させたが、一部では「リーグの賞味期限を示す」との声もある。

  • ACCは分配金制度を見直し、Big TenやSECとの差を縮小しようとしているが、2036年までに1校あたり最大5,000万ドルの格差が見込まれるなど、依然として課題は大きい。


Photo: Getty Images / Sports Business Journal

Writer: ダグラス・ビューワニック




📣AI時代のスポーツ業界の映像制作📣

サマリ

  • 6月のNBA Finals(ペーサーズ対サンダー)に放送中に、AIのみによって生成されたCM"(リンク)"が放映され、話題を呼んだ。

  • 驚くべきはそのクオリティ。AIと気づくのは難しい完成度でありながら30秒のCMを2千ドル(30万円)で製作。

  • 近年、スポーツの試合のハイライト編集等でもAIの活用が広がっており、こうした映像制作周りの技術トレンドについても今後注目していきたい。


詳細

  • CMを手掛けたのは、Kalshiという2018年創業のスタートアップ。スポーツの試合の結果、天気、経済指標、選挙結果などありとあらゆるものに賭けることができるプラットフォーム(規制上は指定先物取引市場扱い)を持っており、NBA Finalsの試合結果に賭けて盛り上がる熱狂的ファンの姿をAIで描き、その世界観を表現する内容

  • 制作に用いられたのは、映像生成AIのGoogle Veo3、およびセリフの考案の為のChat GPTとGeminiを使用

  • 斬新な試みという話題性から、20百万人が視聴しているとされる。


Article Source:CNBC Television

Writer: M







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