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Bリーグ アルバルク東京、AIカメラで「テクノロジーレベルの格差」をなくし、より効率的かつ効果的なスカウティングを実現

テクノロジーの発展は、スポーツにおいても様々な分野で革新をもたらしており、今後も既存のサービスが進化を遂げていくと同時に、新サービスが普及することが予想される。そんなスポーツテクノロジーを活用する利点は何なのか、実際の利用者の「声」を紹介したい。今回は最新技術を積極的に採用するBリーグのアルバルク東京が、全自動 6K カメラによる AI 自動追尾カメラシステム『Keemotion(以下、キーモーション)』の活用を通して、スカウティングやコーチングにどう役立てているのか、アシスタントコーチ兼トップスカウティングコーチである岩部大輝氏に話を伺った。(取材日:2023年11月27 日)


アルバルク東京のアシスタントコーチ兼トップスカウティングコーチ岩部大輝氏 (提供:アルバルク東京・写真右)

―キーモーション導入前はどのようにして映像撮影を行っていましたか?また、導入後に変化はありましたか?


私がアルバルク東京に入団する前、練習映像は固定カメラで撮影していました。撮影した映像は撮影後にPCにコピーし編集する必要があり、また画角も見やすい状態ではありませんでした。そのため練習中にライブコーディング(注釈:映像をタグ付けし、重要な場面をコーチングスタッフと瞬時に共有するための情報入力)できるカメラシステムの導入を行いました。


その後、AIカメラ導入のきっかけとなり、また決め手となったのはコロナ禍に厳しい安全衛生に関わるプロトコルが敷かれたことでした。コーチングスタッフの練習施設への入場が規制され、選手の練習を遠隔でモニターし、評価するためのシステムが必要になりました。初のAIカメラ導入時は、簡易的なシステムを利用しており、選手の練習を自宅から遠隔で録画のうえ編集し、コーチングスタッフと共有していました。このシステムの導入で効率的に録画作業ができるようになった一方で、当時はシステムの管理者権限やライブコーディング機能に制限があったため、同価格でより良いシステムへの移行を検討していました。


そんな時にスポヲタ社を通じてキーモーションのことを知り、移行を決意した訳です。キーモーション導入後は、管理者の権限も自由に設定できるため、ユースチームからトップチームまでの練習映像を一元管理し、(両チームの)コーチングスタッフ間で共有できるようになりました。ユースチームとトップチームの「テクノロジーレベルの格差をなくす」という目標も達成でき、活用の幅が広がりました。キーモーションの導入において非常に良かったと感じている点の1つです。

 

―キーモーション導入後、機能面において、どのような点が一番役に立ったか教えてください。


映像撮影の詳細な設定とライブコーディングの使い勝手が向上しました。以前に使用していたシステムは、当時AIカメラの映像をライブコーディング用のアプリケーションにダウンロードする必要があったので、アカウントが必要でしたが、キーモーションは両機能を1つのプラットフォームで一元管理できるため、非常に使い勝手がいいです。また、AI自動追尾の精度が向上したことに加え、アングルの調整がしやすくなりました。操作もシンプルで、ハードウェアやアカウントの問題も少なく、利便さが増した感じがします。練習中にライブコーディングをしながらカメラアングルも自由に選択できるので、練習終了時には、コーディングとカメラアングルが共に仕上がっている状態で、事後の追加編集が不要になりました。これができるので、キーモーションに決めたと言っても過言ではないです。

 

―キーモーション導入当初の課題やハードルなどはありましたか?


機材の導入や工事の申請など、会社側で稟議を通す必要がある局面では少し苦労しました。また、サポートチームとのやり取りやシステムの初期調整の段階では時差や文化的な差異から少し苦労した部分もありましたが、そこはスポヲタ社が間に入りサポートしてくれたので、現在は大きな課題も無く、システムの精度と運用の両面において満足しています。

 

―他に導入して助かった点などがあれば教えてください。


入国手続きの関係で、外国籍のヘッドコーチとアシスタントコーチの入国が遅れるという事態があったのですが、練習映像をライブで共有したうえで、練習後は即座にZoomミーティングを開き、練習の調整やコーチングを行うという方法で対応しました。このような遠隔でのチーム運営は、キーモーションがなければ実現できていなかったと思います。映像ファイルはクラウド上に保管され、またリアルタイムでも共有ができるため、リトアニアとラトビアにいるヘッドコーチとアシスタントコーチは自宅でライブ映像を確認しながら日本にいる私たちコーチングスタッフにフィードバックや指示を出すことが可能となりました。約8,000キロ離れている外国のコーチと、数分の遅延はあるとはいえ、ほぼリアルタイムで共有できることに感動してしまいました(笑)

 

キーモーションのおかげで、瞬時に映像を共有し、離れていてもほぼリアルタイムでのコーチングが可能となり、遠隔でも効果的な分析やフィードバックが行えるようになりました。テクノロジーの進化により、選手やスタッフとのコミュニケーションが格段に向上し、チーム全体の運営がスムーズに行えるようになったのは、最も助かった点ですね。

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