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スポヲタ公式ブログです。スポーツビジネス、スポーツテクノロジーのトレンドをお届けするとともに、役立つ情報やワクワクする情報をお届けします。
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プロハンドボールチーム〜実践的ロードマネジメント戦略〜
は じめに 近年、エリートスポーツにおいては、トレーニング負荷の変動を正確に把握することが、パフォーマンスの 最適化と疲労・オーバートレーニングの予防 の両面において極めて重要と なっています。長いシーズン、多数の試合、さらに選手ごとに異なる出場時間や回復状況が重なるハンドボールにおいては、トレーニング負荷の管理は非常に複雑になります。 その中でS&Cコーチは、重要な試合前にピークパフォーマンスを発揮させることと、長期的にパフォーマンスを維持しつつ傷害リスクを低減することを両立させることが課題となっています。 この課題を解決するためのアプローチが 「ピリオダイゼーション(周期的トレーニング計画)」 であり、その実践を支えているのが、日々のトレーニング負荷を精密にコントロールするロードマネジメントです。 本記事では、2023年12月〜2024年3月の約4か月間にわたって実施された研究(Holm & Randers, 2025)をもとに、試合に向けた週内の負荷変動とプレシーズンの設計戦略について解説します。数値に基づいた実践的なロードマネジメ
Douglas Bewernick
4月22日読了時間: 9分


バスケットボールの「最も過酷な瞬間」をどう捉えるか〜最新研究が示すMDS(Most Demanding Scenarios)の重要性〜
近年、ウェアラブルセンサーやトラッキング技術の進化により、バスケットボールの試合や練習における選手の身体データを詳細に取得できるようになりました。 走行距離、加速・減速、ジャンプ回数など、さまざまな指標がリアルタイムで可視化され、チームのトレーニング設計にも活用されています。 しかし近年の研究では、試合データを「平均値」で評価することには大きな限界があることが指摘されています。その理由は、バスケットボールが 非常に激しい動作が短時間に集中するスポーツ であるためです。試合の平均値だけでは、選手が実際に経験する 最も過酷な瞬間の負荷 を正しく捉えられず、見落としてしまう可能性があります。 こうした背景から、近年スポーツ科学の分野で注目されているのが MDS(Most Demanding Scenarios:最も要求の厳しいシナリオ) という考え方です。 本記事では、このMDSという概念と、その実践的な活用方法について解説します。 平 均値では見えない「試合の本当の強度」 これまでのスポーツ科学では、試合全体を通した平均的な負荷が分析の中心でした
Douglas Bewernick
4月8日読了時間: 8分


バスケットボールのパフォーマンスを科学する:負荷データに基づいた最適化戦略
は じめに トラッキングデータは今や、トップレベルから育成年代に至るまで、バスケットボール現場において不可欠な存在となっています。KINEXON をはじめとするトラッキングシステムから得られるトレーニング・試合データは、選手の状態把握や負荷管理、そして現場での意思決定を支える重要な材料です。 しかし、データを集めることと、それを有効活用することは別の話です。現場では「このデータが何を意味しているのか」「どう解釈すればいいのか」という声が多く聞かれます。さらに、本来は判断を支える参考材料であるはずのデータが、いつの間にか数値そのものを追いかける目的になってしまうケースも少なくありません。 本記事では、国内外の最新研究を基に、トレーニング負荷データの科学的知見を整理し、現場がどのようにデータと向き合うべきかを考察します。 特に重視するのは、データを文脈の中で理解するという視点です。 デ ータを理解するための2つの視点 トレーニング負荷を理解する上で、まず押さえておきたいのが外的負荷(Exernal Load)と内的負荷(Internal Load
Douglas Bewernick
3月10日読了時間: 8分


試合の強度を練習で再現するには? ~高強度トレーニングの活用法~
スポーツ現場におけるテクノロジーとデータの活用が進む中、特にバスケットボールでは、試合の要求を練習で再現するためのデータ活用型アプローチが注目を集めています。 本記事では、ベルモント大学スポーツパフォーマンスディレクターのリー・スコット氏と、ラトガース大学アシスタントアスレティクスディレクター兼ストレングス&コンディショニング担当のデイブ・バン・ダイク氏が、KINEXONシステムをどのように活用し、試合に近い強度と状況を練習で再現するための高強度トレーニングを実践しているのかを紹介します。 テ クノロジー導入のきっかけとアプローチの変化 ベルモント大学のリー・スコット氏とラトガース大学のデイブ・バン・ダイク氏がテクノロジー導入に踏み出した背景には、それぞれの現場で直面していた課題と、「感覚や経験」に頼るだけでは不十分だという共通の問題意識がありました。 バン・ダイク氏は、選手のパフォーマンスや負荷を可視化する必要性を感じ、まず心拍数モニターを導入。その後、施設の新設に合わせてKINEXONのLPS(常設型)システムを本格的に採用しました。練習施設
Douglas Bewernick
2025年7月23日読了時間: 11分
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