Vol 21
23/7/16
OXOSのポータブルX線システムにより、試合中のフィールド内で迅速に怪我を判断
NFLチームのジャクソンジャガーズは、手持ち型 X 線装置OXOS Micro C を購入し、試合中、フィールドにおいて迅速かつ正確な怪我判断を実現し、怪我があった場合には選手生命の担保、怪我がなかった場合にはプレー時間の確保を達成する。
詳細
OXOS Micro Cという手持ち型X線装置は、フィールドのサイドラインにあるテント内でのスキャンを可能にする。
迅速で正確な判断を可能にすることで、選手の欠場期間を短縮する可能性がある。
従来、怪我判断のための放射線のスキャンは、フィールドの内部にある放射線科室で行われており、選手はそこへの移動に往復25分を要するとされている。
フィールドと放射線科室との往来時間が不要になることで、放射線スキャンの結果プレーを続行できる場合、フィールドにいち早く戻ることを可能にする。
重さはわずか 7 ポンド
クラウド接続により、外科医や放射線科医は即座にかつ遠隔から X 線写真を確認し、プレイ続行の可否を判断できる。
選手の怪我に対する迅速な判断を下す上で、今後各地のスタジアムで導入が検討されるだろう。
Movella社、Xsensモーキャプスーツでジェイソン・テイタムのコート上の動きをデジタル化
デジタル化企業Movella社は、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムと提携し、肖像のゲームやエンターテイメントでの活用、スポーツパフォーマンスの向上を目的に、高忠実度のモーションキャプチャを通じて独自のリアルタイムアバターを作成した。
詳細
データ化に際して、テイタムは体の動きを正確に記録するための17個のセンサーを備えたXsensスーツを着用。
生体力学的な人体モデリング データと結合した機械学習センサー・フュージョン・アルゴリズムで構成された人工知能が、テイタムのデジタルツインを生成した。
Movella の Xsens モーションキャプチャ スーツを着用して実際の動きを模倣することで、テイタムの肖像をゲームやエンターテイメントに使用したり、アマチュア選手がテイタムの動きの分析を通じてスポーツパフォーマンスを向上させたりできる。
Movella社がデジタルアバターをクリエイティブプラットフォームと統合すると、クリエイターは実在するプロ選手のリアルな動きをゲームや番組に追加できる。
スポーツ科学者、理学療法士、コーチが3D 体験を作成して、身体の使い方を分析することで、怪我の予防や回復の促進を図れるようにもなる。
スポーツ分野、ゲーム分野での今後の利用拡大が期待される。
複合現実アプリのBat Around、大学ワールドシリーズでファン向けに提供開始
野球のバッティングをゲーム化する新しいアプリ、Bat Aroundが、ネブラスカ州オマハで開催される大学ワールドシリーズゲームの試合を観戦しに来るファンに提供され、あらゆる年代の人にバッティング体験を提供する。
詳細
Bat Around(高精度のバッティングシュミレーションゲーム)は、昔ながらの打撃原理と新しいテクノロジーを組み合わせて、あらゆる年齢層や能力レベルの人々にバットを振る機会を提供する。
LED ライト、ビデオモニター、音楽とともに、前方のスクリーンで結果をリアルタイムで確認できる。
プレイヤーは自分の統計にアクセスし、全体的なスキルを測定し、パフォーマンスを追跡するスコア(BAMスコア)をアプリで取得できる。
プレーヤーはプロのヒントにアクセスすることもできる。
Bat Aroundは、12月に発売され、HitTrax社が提供。USAベースボールと複数年の契約を結び、AAU(クラブチームの組織)プログラムや野球施設に関連する6つの州で利用可能。
バッティング技術向上に加えて、あらゆる人にバッティング体験を提供するという娯楽の面も含む点で魅力的である。